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第13回「電気通信普及財団賞」受賞者の声
この本の原型になったのは、私が慶応義塾大学の湘南藤沢キャンパス(SFC)の大学院に提出した修士論文です。私が入学した1994年は、折しも世界中でインターネットの爆発的な拡大が始まった年で、SFCは期せずしてその日本の中心地となりました。その普通の日本とは違った世界に住んでいると、自由でオープンなサイバースペースの世界と比べて、窮屈で閉鎖的な日本の会社が逆に不思議に見えるようになりました。この本は、いわばそうした「異国」から見た日本企業のイメージを書いたものです。
第13回電気通信普及財団賞(テレコムシステム技術賞)を受賞し、大変光栄に思っております。受賞の対象となった研究は、タイからの留学生であったC.Lorattanasane君と共同で約5年前に開始したものです。10,000kmにおよぶ光ファイバ伝送路の中点に光位相共役器を挿入することにより、従来の方式に比べて伝送容量を飛躍的に増大できることを理論的に示しました。現在、実験的研究を開始していますが、受賞を機会にさらに研究を発展させていこうと思っております。
本論文は私自身の数年間にわたるインターネット・ユーザの経験をもとに、インターネットに関するいくつかの論議を批判的に検討したものです社会学においてはインターネットの研究がようやく盛んになってきた時期でもあり、それらに些少なりとも貢献できたのではないかと自負しています。特にインターネット・ユーザに関する研究はまだ数少ない領域ですが、これからのインターネットの社会への普及ないしユーザの急増を考慮しますと、本領域の更なる追及が肝要と思われます。以後、より一層の研鎖を積む所存です。
この度は、第13回電気通信普及財団賞(テレコムシステム技術学生賞)を頂きまして、誠にありがとうございます。今回受賞した論文"M-ary Orthogonal Keying under Carrier Frequency Offset"は、私の英語で書いた初めてのFull Paperです。自薦ではありましたが、多くの審査委員の先生方に私の拙い研究が認められたことは、私にとって多くの励みとなり、明日からの研究生活に大きな活力を見いだすことが出来ました。今後とも、この財団賞が多くの学生を鼓舞させることができますよう、心から御祈り申し上げます。 |