
| HOME > 電気通信普及財団賞 > 受賞論文 > 第19回 > |
第19回「テレコムシステム技術賞」「Security Notions for Unconditionally Secure Signature Schemes」 (Advances in Cryptology - EUROCRYPT 2002, Lecture Notes in Computer Science 2332, Springer-Verlag, 2002)
情報理論にもとづいて情報量的に安全な署名方式の概念を提案するとともに、これまで安全とされてきた認証および署名方式の安全性の概念と比較し、それが最も強い安全性を持った概念であることを示しており、理論的にも実用的にも大変優れた論文である。 「Wideband CDMA System for Personal Radio Communications」 (IEEE Communications Magazine, Oct.1996)
コヒーレント変復調に主眼をおいた理論的検討・技術開発を行い、W-CDMAシステムを国際標準化技術にすることに多大な貢献を行った、実用性の高い優れた論文である。 A.「The fundamental limitation of frequency domain blind source separation for convolutive mixtures of speech」 (A.IEEE Trans. Speech Audio Processing, vol.11 No.2 Mar.2003)
観測された混合音を各音源信号に分離するという独立成分分析(ICA)にもとづくブラインド音源分離(BSS)問題について、2音源−2入力の場合にICAにもとづくBSSがマイクロホンアレーを用いた適応ビームフォーマと等価であることを初めて明らかにし、音源分離技術を前進させた理論的に優れた論文である。 「Temperature rises in the human eye exposed to EM waves in the frequency range 0.6-6 GHz」 (IEEE Transactions on Electromagnetic Compatibility Vol.42 No.4 Nov.2000)
「SAR and temperature increase in the human eye induced by obliquely incident plane waves」 (IEEE Transactions on Electromagnetic Compatibility Vol.44 No.4 Nov.2002)
電磁波の曝露を受けた場合に、眼球に吸収される電力およびそれに伴う温度上昇を定量的に評価した一連の研究であり、今後の電磁波に対する安全基準の標準化に大きな影響を与える重要な論文である。 「Lossless Scalable Coding of Images via Lossless Multi-Channel Prediction」 (IEICE Trans. Fundamentals, Vol.E83-A No.7 Jul.2000)
現在国際標準化方式として確立しつつあるJPEG−2000制定の基礎となった研究であり、多機能な高能率符号化を可能にした優れた論文である。 「Modified EEPRML with 16/17(3;11)MTR code and cyclic redundancy code for high density magnetic recording channels」 (IEICE Trans. Electron., Vol.E82-C No.12 Dec.1999)
面密度向上、転送速度向上に多大な貢献を行い、磁気記録方式の信号処理に関するデファクトスタンダードとなった、実用的で有効性の高い優れた論文である。 「Investigation of Calculation/Distance Measurement Method Using Spread Spectrum Communications System」 (IEEE Transaction on ITS Vol.3 No.2 Jun.2002)
伝播距離が30m程度のスペクトル拡散通信方式を用いた交信により利用者の位置や個体数を測定しようとするものであり、コンピュータシミュレーションとともにハードを試作し、実用性を検証している。ICタグよりも通信距離が長いシステムが可能となり、今後用途の拡大が期待される論文である。 「繰り返し画像符号化を用いた符号量-ひずみ最適化方式と符号量制御」 (電子情報通信学会論文誌D-II Vol.J85-D-II No.9 2002年9月)
動画像符号化における符号量−ひずみ最適化問題に局所未定乗数という新たな概念を導入、従来と比べて理論的、実験的に高い性能が得られることを明らかにするとともに、実証し、有効性が高い。またMPEG−2以外の符号化方式にも適用可能であり、発展性が期待できる研究である。 |