
| HOME > 電気通信普及財団賞 > 受賞論文 > 第20回 > |
第20回「テレコムシステム技術賞」「Immunity-Based Systems: A Design Perspective」 (Springer-Verlag, Jan.2004)
生物の免疫系の情報システムへの応用である免疫型システムについての解説および著者の成果をまとめた良書であり、この分野の発展を促進するものである。 [1]「Q: A Scenario Description Language for Interactive Agents.」 ([1]IEEE Computer, Vol.35 No.11 2002)
自律的エージェントを制御するシナリオ記述言語Qの解説と、駅構内などの多数の人々が行動する状況で応用した論文であり、著者の開発によるシナリオ言語Qはエージェントの自律性を活用してその行動制御を可能とするもので、高いレベルの言語体系であり、新規性の高いものである。 「Protocol synthesis and re-synthesis with optimal allocation of resources based on extended Petri nets」 (Distributed Computing Vol.16 No.1 2003)
分散システムにおけるサービス仕様からプロトコル仕様を自動合成するための技法の提案である。実例に対する実験結果により、性能の良さ、意義を示し、新規性、実用性ともに十分である。 「透視投影画像と平行投影画像を利用した3次元フロー推定」 (電子情報通信学会論文誌 Vol.J87-DII No.3 2004年3月号)
物体の3次元的な動きを表す3次元フローを多視点画像から計測する新しい手法を提案する論文である。従来よりも高精度な3次元フローの推定が可能となり、新規性有効性の高い手法であり、将来の3次元ビデオに大きな可能性を与える論文である。 A.「多項式カーネルをもつカーネル法の幾何学と学習曲線」 (A.電子情報通信学会論文誌 Vol.J86-D-II (7) 2003年7月)
カーネル法が従来の学習理論に反して誤差が小さいという矛盾の理由を明らかにしたものであり、その学習能力の明確化は基礎研究としての意義がある。 A.「多数の小領域スペクトログラムの探索に基づく背景音楽の高速探索法」 (A.電子情報通信学会論文誌 Vol.J87-D-II No.5 2004年5月)
与えられた音楽・音と同一の音楽・音を大量のデータベースから検索する手法の提案と改良についての論文であり、すでに、携帯電話などに実用化されていて、高く評価できる。 「Initiatives in 4G Mobile Design」 (W. W. Lu (ed.), "Broadband Wireless Mobile―3G and Beyond," Wiley Interscience, 2002年11月 第5章)
第4世代移動通信に向けた著者の成果も含めた研究成果を要約した解説論文である。4Gに関しての研究は日本が最も先端を走るものであり、その意味でも本作品の意義がある。 |