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第24回「テレコムシステム技術学生賞」[1]Trellis shaping with flexible control of peak and average power for single-carrier high-order QAM ([1]IEEE Global Communications Conference (GLOBECOM) 2008)
多値QAM変調などによる無線通信でピーク電力を抑えることは電力増幅器の効率を高めるためにも重要な課題である。本研究ではディジタル処理の段階でアナログ変調信号の正確な波形を捉え制御することにより、そのピーク電力を低減することに成功し、更に誤り訂正符号化を同時に行うことを提案している点は高く評価できる。 [1]An Off-line Algorithm to Estimate Trajectories of Mobile Nodes Using Ad-hoc Communication ([1]IEEE Computer Society,Proceedings of the 6th Annual IEEE International Conference on Pervasive Computing and Communications (IEEE PerCom 2008)
本論文は、アドホックネットワークを構成する各端末において蓄積された近隣端末の情報と遭遇履歴情報を用いて互いの位置情報を推定する手法(SA: Simulated Annealing )の提案し、シミュレーションとフィールドでの実機実験でその有効性を実証したものである。従来の手法に比し、その位置情報はより高い精度を低コストで得ることが出来き、実用性のみならず学術的に新規性あるものとして高く評価できる。 [1]Incentive Mechanism for P2P Content Sharing over Heterogenous Access Networks ([1]IEICE TRANSACTIONS on Communications 2008年12月)
モバイル端末が参加するP2P情報共有におけるインセンティブ機構についての提案である。外部評価機構と学習エージェントを利用して、動的に変化する状況への対応を可能と し接続環境に応じたインセンティブを提案したもので、従来の静的な環境を想定した研究からより進んだ汎用的な機構提案となっており、先駆的な研究である。 「楽譜情報を援用した多重奏音楽音響信号の音源分離と調波・非調波統合モデルの制約付パラメータ推定の同時実現」 (情報処理学会論文誌,2008年3月)
音楽音響信号と楽譜情報とから、音響信号を楽曲パート毎に分離して出力することを目的として、ギターなど調波構造を有する楽器とドラムなどそれを有しない楽器それぞれの構造モデルを統合したモデルを考案し、そのモデルを用いた新しい音源分離手法を提案したもので、従来困難であった混合音の分離を可能にした優れた手法の提案である。 「複数論点交渉問題におけるエージェントの公開範囲の調整に基づく交渉手段の実現」 (「コンピュータソフトウェア」Vol.25, No.4 ,日本ソフトウェア科学会編集
本論文は電子商取引などでおいて、ソフトウェアエージェントが相互に依存した複数論点がある交渉を行う問題を対象としている。プライバシー情報の公開を最低限に保ちながら最適の合意形成を行うため、合意案が発見できなかった場合各エージェントは入札閾値を下げ再交渉を行う方法で、計算量の削減も可能としている点は高く評価できる。 「Performance Consensus Problem of Multi-agent Systems with Multiple State Variables」 (IEICE Transactions on Fundamentals of Electronics,
エージェント間の局所的な情報交換により、全てのエージェントがある情報に関してコンセンサスを達成することを目的とする問題において、エージェントの状態と評価値が非線形な一般的なシステムの扱い方を示すとともに、リアルタイムシステムの過負荷状態を回避し且つQoSレベルを公平化するための条件などを導出して、新しい一般的な手法を開発した。 [1]デュアル周波数変換型マルチモード・マルチバンド受信機 ([1]電子情報通信学会論文誌,2008年5月)
本論文は、ヘテロダイン検波におけるイメージ信号除去手法としてヒルベルト変換器の周波数特性補償方法による受信機アーキテクチャーを提案し、MMSE(Minimum Mean Square Error)規範にもとづく理論解析と計算機シミュレーションとによりその有効性を確認したものである。このことはダイナミックススペクトルアクセスの実現に寄与するものと期待でき高く評価する。 「ゼロ詰め込みブロック伝送のための通信路短縮」 (電子情報通信学会論文誌(A),2008年7月)
本論文はゼロ詰め込みブロック伝送方式において、マルチパス通信路による干渉を抑圧するため、時間領域等化器により見かけの通信路長を短縮する方式を提案したものである。理論的解析及び計算機シミュレーションにより、ブラインド処理による通信路短縮という方法で干渉の影響が可能であることを示した点は高く評価できる。 「無線マルチキャストのための端末再送信を用いたロス補償方式」 (電子情報通信学会論文誌 B,2008年11月)
本論文は、無線LANにおけるマルチキャスト通信において、マルチセル環境においてロス発生確率の高いセル境界を中心にしたエリアにおいてロス保障の再送を行う方式を提案し、シミュレーションによりその有効性を明らかにしたものである。隣接セルの境界を中心にしたエリアを制御単位としたロス保障方式の着想は新規性があるものとして評価する。 「Reducing total call-blocking rates by flow admission control based on equality of heterogeneous traffic」 (13th International Telecommunications Network Strategy and Planning Symposium)
本論文はネットワークを通した様々な帯域の情報を流す場合の新しい受付制御方式を提案したものである。従来の受付制御方式では帯域利用効率を最大にすることを目的としていたが、ここでは利用者の満足度は帯域の合計ではなく、受付時の呼損率が小さいことであるという観点から、新しい受付制御方式を提案してその有効性を示している。 |
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