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齋藤 将人 氏(奈良先端科学技術大学院大学)
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| ディスカッションの後Jamieの居室にて。左からChandra, Jamie, 私 |
こちらでは、本滞在のホストであるDr. Chandra Athaudage, A/Prof。 Jamie Evansと週に一度研究ミーティングを持ちながら 研究を進めています。
研究所全体で集合する定期的なイベントとして、CUBIN セミナーが週に一度開催されています。セミナーでは、研究員・学生の研究進捗状況報告、国際会議の発表練習及び参加報告、研究所を訪問したゲストによる講演などが行われています。セミナーに参加することで、他の研究者が行っている研究内容を知ることができることはもちろん、スタッフ・学生関係なく活発に意見を交換する様子を見ることは良い経験になります。CUBINセミナーでは、私も5月上旬に発表を行いました。
その他にもNICTAが主催するセミナーを始めとして、様々なセミナーが頻繁に開催されており、最近の動向や関連分野の知識を得る機会が与えられています。
■学生気質の相違
講義において講師への問いかけに積極的に反応・発言する学生やセミナーなどにおいて的確な質疑応答ができる学生が、日本と比較して多い印象があります。自分の意見や研究内容に自信を持っているようです。
CUBINに所属する学生は、留学生か移民の子孫で、いわゆるオーストラリア人の学生はいません。大学院に進む学生は、アカデミックまたは政府/企業の研究所、欧米への就職を希望しているようです。留学生の場合は、母国で就職するという選択肢もあります。日本では、修士修了後就職する学生が主流ですが、オーストラリアでは、(国内企業の場合)もっぱら学部卒業後就職するようです。
■勉強の仕方・習慣等の相違
学生の研究指導は、基本的に一人の指導教員によって行われています。日本で行われている輪講に相当するものは無く、研究に必要となる基礎知識は自主的に学ぶということが基本にあるようです。知識を補完するために、学生同士、日常会話の中で情報交換をしているようです。スタッフと学生が互いにファーストネームで呼び合い、日常会話や研究に関することまであくまで対等に接しているということもあり、必要に応じて指導教員以外の研究者に意見を求めることも少なくないようです。研究発表における自己紹介の際、日本人は研究室名を言いますが、こちらの学生はスーパーバイザが誰かということを紹介する場合が多いようです。
典型的な研究員は9時から6時頃まで研究室にいるという生活スタイルです。週末に研究室に来る研究員はあまりおらず、プライベートを大切にしている印象を受けます。週末の予定や何をしていたのかが、よく話題になっています。
■文化の相違
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| メルボルン大学パークビルキャンパスの一風景 |
日本とオーストラリアで大きく異なる点は、身近に多民族社会が存在することです。特にメルボルンは多民族都市であり、"multicultural"が一つのキーワードとなっています。多民族(二百を越える国からの移民が住んでいるそうです)が住んでいるだけでなく、様々な面において移民を受け入れる体制が整っている印象を受けます。例えば、国営放送局であるSBSの番組で使用されている言語は60カ国以上に上り、病院や行政機関において通訳が必要な場合には無料で通訳者をつけてもらえる行政サービスがあります。また、永住権を持ち英語を母国語としない人に対して、無料で語学教育を受けられるサービスもあり、生活に不自由が無いレベルまでサポートしてもらえる機会が与えられています。
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| メルボルン中心部のBourke Streetにて撮影。メルボルン大学のOpen Day開催を知らせるのぼりがはためく。こ の日、街を走るトラム内にはOpen Dayのパンフレットが置かれていた。大学のプロジェクトのテレビCMを放映するなど、活発な広報活動が展開されている |